不動産売却をするなら、どこがいい?業者選びや判断基準を解説

公開日:2025/01/17  

判断基準

所有している不動産を売却する際に、どの不動産会社を選べばよいかわからない、不動産会社がありすぎて迷ってしまうという人もいます。同じ物件を売却する場合でも、不動産会社によって売却価格はバラバラです。つまり不動産を高く売りたいのであれば不動産会社選びが重要です。この記事では不動産売却の仲介をお願いする不動産会社の選び方の判断基準について解説していきます。ぜひ参考にしてください。

不動産業者を選ぶ際の判断基準とは?

不動産には戸建て住宅やマンション・アパート、土地などがあります。不動産を売却したい場合、不動産会社に仲介を依頼することがほとんどです。所有する不動産を高く売却するには、不動産売買を仲介する「不動産業者の選定」が重要です。

不動産会社を選ぶ際に知っておきたい判断基準のポイントについてまとめてみましょう。

不動産の売却実績が豊富にある

不動産売却を依頼する際には、不動産売買の分野が得意で豊富な実績のある会社を選びましょう。不動産会社には賃貸を得意としている会社もあれば、売買に力を入れているところもあります。

不動産の売買仲介が得意な会社と一言で言っても、どんな不動産の売却が得意かは会社によってさまざまです。所有している不動産の売却実績が豊富な会社がおすすめです。

たとえば売りたい不動産が戸建て住宅であれば、戸建て住宅の売却に力を入れている不動産会社を選びます。マンションであればマンション売却が得意な不動産会社、土地であれば土地売却を専門に行っている会社がよいでしょう。

ただ単に不動産売却の実績をチェックするのではなく、売りたい不動産の条件に似ている不動産を売った実績があるかどうか、実績数が豊富かどうかをチェックします。

またエリア・間取り・総面積・築年数などが近い物件を実際に売却している業者であれば、安心して仲介を依頼できます。

売却実績に関してはホームページには記載していない会社もあるため、直接問い合わせてみましょう。査定見積もり時に売却実績の書類を依頼するとスムーズです。

営業担当者が誠実に対応してくれる

不動産会社を選ぶ際にネームバリューで選ぶ方がいますが、大切なのは会社名よりも営業担当者の対応の良さや相性です。不動産会社を選ぶ際には、営業担当者の対応の良さを軸に決めていきましょう。

不動産仲介は営業担当者の個人の力が大きく左右されます。大手不動産会社であっても不慣れな営業担当者であればきちんと対応してもらえないケースもあります。

逆に中小の不動産会社であっても、経験豊富な営業担当者に当たれば、スピーディに高額で売却できるかもしれません

誠実に対応してくれる営業担当者とはレスポンスが早い、専門的な知識やノウハウを豊富に保持している、売却相場に精通している、不明点をきちんと調べてから親身に回答してくれるなどが挙げられます。

営業担当者が誠実に対応してくれれば買主は信頼して購入を決めるので、売却もスムーズに進むでしょう。

不動産売買が完了するまでには、平均で3~6ヶ月の長丁場になります。不動産売買中は営業担当者と密に連絡を取らなければならないため、担当者との相性も重要です。ストレスなくやりとりができる営業担当者がいる不動産会社を選びたいです。

売却希望物件と同じエリアに営業店を持っている

売却希望の物件と同じエリアに営業店を持っているかどうかは、選ぶ時に重要なポイントになります。全国に店舗を構える大手不動産会社であれば安心というわけではなく、地域の実情を把握していて売買実績が豊富な不動産会社がおすすめです。

不動産売却は各地域で購入者のニーズが異なります。売却したい不動産がある地域ではどのような不動産が売れているのか、どのような売り出し方をすれば注目されるのかなど、地域のニーズを理解した上で売り出し方を検討しなければなりません。

リアルタイムでその地域の実情を把握するためには、売却したい不動産と同じエリアに営業店を構える不動産会社がおすすめです。県外にしか店舗のない不動産会社を選ぶと対応が適当になってしまう可能性もあります。

同一市町村内に営業店が1つ以上ある不動産会社を選べば、地元の人でしかわからないことも把握しており、そのエリアの特徴に詳しいでしょう。

インターネット広告にも注力しているかどうか

不動産を売却したい場合、インターネット広告に力を入れている不動産会社を選びましょう。

昨今はインターネットやスマホの普及により、購入希望者からの問い合わせはインターネット広告を経由したものがほとんどです。以前であれば中古住宅を購入したい方が不動産会社に来店して、物件を紹介してもらうという流れが一般的でした。

しかし現在では購入希望者がインターネットで自ら情報を入手して、気になる物件があれば直接現地で不動産会社と待ち合わせて見学に行くスタイルが主流です。

不動産売買の分野に特化している不動産会社では、物件情報をいつでもどこでもチェックできるインターネット広告に注力している会社が多いです。

たとえばポータルサイトで写真を複数枚掲載したり、動画を投稿したり、360度ビューイングを撮影したりすれば、検索している買主側も勾配意欲がそそられます。

またインターネット広告に力を入れている会社であれば、不動産物件の紹介記事も丁寧に行っている場合が多く、物件の魅力をしっかりと言葉で伝えてくれます。

情報が豊富に掲載されている不動産広告であれば、不動産購入を希望している人が検討しやすいです。問い合わせの件数も増えるため、スピーディに売却できる可能性が高くなります。

GoogleやYahoo!などポータルサイトを使って社名で検索すると、その不動産会社が扱っている物件の広告が表示されます。

不動産会社を選ぶ際にはその会社のポータルサイトを閲覧してみましょう。どのような広告を行っているのかが一目でわかるので、インターネット広告に力を入れている会社を見極めやすいです。

不動産の査定額に根拠を持っている

不動産会社が提示する査定額は、各不動産会社によって大きく異なります。不動産の査定額に根拠を持っている会社を選びましょう。

不動産を査定する際には「売却の目安となる価格」を算出します。この査定額は、売買市場を読むスキルや地域情勢の把握力、物の見方次第で変化します。査定額に根拠を持っている会社は、信頼できる会社と言えるでしょう。

周辺の取引事例を交えながら査定額の説明をしてくれる不動産会社であれば安心できます。直近に取引された事例で、立地、面積、築年数などの条件が類似した物件事例に基づいて査定されたものであれば信頼性は高いでしょう。

不動産会社によっては勝手な実情が介入する場合もあり、契約を獲得するために根拠のない高額な査定額を出したり、早く売却したいからといって安すぎる査定額を出したりする会社も存在します。

不動産の査定額に根拠があるかどうかを見極めるには、複数の査定結果と根拠を比較します。不動産の査定結果には根拠となるコメントが記載されているので、他の会社と比較してみましょう。業者によっては根拠がほとんどない適当なコメントをしている会社もあります

また売却相場を把握することも重要です。売却したい不動産の条件に近い過去の売却事例を検索すると、だいたいの相場が把握できます。売却相場は査定前に調べておくと、査定額と比較しやすいです。

不動産を売却したい時に利用する不動産会社は大手がいい?中小がいい?

不動産会社には全国区の名前が知られている大手不動産会社のほかに、地元に根差して地域密着型で活躍している中小の不動産会社があります。

不動産を売却する際にどちらの不動産業者を選べばよいか迷われる方は多いです。ここではどちらを選んだらよいのかケースごとに解説します。

大手不動産会社を利用した方がよいケースとは?

大手不動産会社を利用した方がよいのは「新しく開発した住宅地にある物件を売却したい場合」です。新興住宅地にある物件であれば、全国から購入希望の買主候補が出てくる可能性があります。

大手の不動産会社に仲介を依頼すれば、全国への情報網と広告宣伝力で、売却の選択肢が広がります

また売りたい物件にたくさんのアピールポイントがあり、相場的に見て人気物件の場合にも大手不動産会社がおすすめです。

人気物件を売却する場合、買主候補者が多ければ多いほど適正価格で売却ができます。大手不動産会社であればたくさんの顧客を保有しているため、満足いく価格で売却できる可能性が高いです。

そのほかに、早く売却したいという場合も広告宣伝力に優れている大手不動産会社がおすすめです。顧客数が多いので買主候補を見つけやすいでしょう。

地元で活躍する中小の不動産会社を利用した方がよいケースとは?

売却したい物件が田舎や郊外にある場合には、地元の不動産会社に依頼しましょう。駅が遠い、周辺に商業施設がないなど、郊外や田舎にある物件は、大手に依頼すると売却に時間がかかります。

一方、地域の特性に精通している地元密着型の不動産会社であれば、独自の人脈やネットワークを駆使して買主候補を見つけ出してくれる可能性が高いです。

売却する物件の築年数が10年以上など古い物件の場合も、地元で活躍している中小の不動産会社に仲介を依頼しましょう。

不動産は築年数が経過するとその価値は下がり、売買においても利益が低下します。大手不動産会社では利益の高い不動産取引が優先されてしまうため、築年数の経過した古い物件は後回しにされてしまうことがあります。

地元で活躍する不動産会社であれば売主の希望も取り入れてくれて、親身に対応してくれるでしょう。

まとめ

不動産を売却する際には、失敗したくない、損をしたくないと誰もが考えます。納得のいく不動産売却を実現するためには、仲介を依頼する不動産会社選びが重要です。不動産売却をする際には、不動産会社は売主のパートー的存在です。不動産査定、売出時の価格設定、集客活動、内覧対応など不動産売却までの全ての流れをサポートしてくれます。不動産売却はすぐに終わるものではなく、長期的なやり取りをしなければなりません。ストレスを溜めないためにも不動産会社選びは慎重に行いましょう。不動産会社の選び方がわからないという声も多く、迷っている方もいます。不動産売却の仲介を依頼する不動産会社を選ぶ際の判断基準についてまとめた今回の記事をぜひ参考にしてください。

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