不動産売却を考えたらまずやるべきこととは?スムーズな取引のコツ

公開日:2023/06/15  

不動産の売却を行うには、何から始めればよいのでしょうか。不動産売却を行う手順や、やるべきことを明確にし、どれくらい時間が必要なのかをある程度知っておくことで、取引や今後のスケジュールなどが組み立てやすくなります。今回は不動産売却の流れやコツについてご紹介します。

不動産を売却する前にやっておきたいこと

不動産を売却する前には下準備をしておきましょう。下準備をしておくことで不動産屋への相談もスムーズに進みます。下準備するべき内容について解説します。

条件を確認しておく

まずは不動産を売却する際の希望条件を決めておきましょう。なるべく高く売りたいのであれば仲介での売却、すぐに売却したいのであれば不動産会社に直接買取してもらうなど売却方法も変わってきます。いくらくらいで売りたいのか、いつぐらいまでに売りたいのかなどを家族で相談しておくとよいでしょう。

仲介でなかなか不動産が売却できない場合は期限を決めておいて値段を下げる、買取に切り替えるなど対応を変更することも必要になるかもしれません。また不動産は自分が住んでいる家だけでなく複数の不動産を持っている場合はどの不動産を売却するのか、土地を売却する場合は土地のどこまでを売却対象にするのかといったことも決めておきましょう。

査定に必要なものを用意しておく

不動産を売却する場合、不動産会社に査定をお願いすることからスタートします。そのためには売却予定の不動産の情報があると査定の参考にできます。登記簿謄本や契約書、図面などがあるとよいでしょう。住宅ローンがどれくらい残っているのかも確認しておきましょう。どれくらいの値段で不動産を売却するべきか決める参考になります。

不動産売却で失敗しないための心構え

不動産を売却する際には大きなお金が動きます。よく自分で調べないまま売却が進んでしまうと、想定より低い金額で不動産を売却することになったり思ったスケジュールで売却が進まなかったりすることもあります。不動産の売却で失敗しないための心構えについてお教えします。

相場をチェックする

不動産を売却する前に、所有する不動産がどれくらいの相場で売れるのかチェックしておきましょう。不動産の査定サイトがたくさんあるためいくつかのサイトで査定を行い大体の相場目安を把握しておきましょう。

相場を知らないまま売却をスタートし、なかなか不動産が売れないので価格を下げてしまった、購入希望者から値引き交渉をされてすぐに値引きに応じてしまって後悔している…などと失敗してしまわないよう相場を把握しておき、自分なりの価格設定を決めておくことが大切です。

スケジュールを確認しておく

不動産を売却するには時間がかかります。手続きなどにもある程度時間が必要ですが、不動産の売り出し期間を短めに設定してしまうと焦って値段を下げてしまう、売れずにイライラしてストレスのもとになってしまう可能性があります。

転勤や住み替えなどで売却に期限がある場合は、ある程度急いで売却する必要がありますが、とくに期限を考えなくてよい場合は、よい購入希望者が現れるまでゆったりと落ち着いた気持ちでいることを心がけることをおすすめします。

不動産売却をスムーズに行うためのポイント

不動産の売却は不動産会社に任せっきりにしてしまうと、思うように売却できず後悔することになるかもしれません。スムーズかつ後悔のないように売却するにはどんなポイントをおさえておけばよいのか解説します。

売却価格を高めに設定してみる

不動産を売却する際に、売れなかったらどうしようという不安から価格を低く設定したいという方がいます。しかしまずは所有する物件に自信を持って、相場より価格を少し高めに設定することが売却をスムーズに行うコツです。

不動産の売却は多くの場合、買主から値引き交渉をされるのが一般的です。価格を低めに設定してしまうと、そこから値引きすることになるので、値引き交渉に応じることができず購入希望者を逃してしまったり、値引き交渉に応じてしまい、想定より低い価格で売買することになってしまったりと後悔することになるかもしれません。

購入希望者の値引き交渉にすぐ対応して売買のチャンスを逃さないような価格設定にしておくのがおすすめです。また価格を高めに設定しておいて不動産が売れないときには、価格を下げて再販売するという方法もあるので、最初の販売価格は高めにしておくのが賢明です。

不動産会社選びは慎重に行う

不動産会社には得意、不得意があります。地域密着型の会社で特定の地域の売却を得意としている会社、マンションの売却を得意としている会社など不動産会社にはそれぞれ特徴があります。

一戸建ての売買実績があまりない会社に一戸建ての売買を依頼しても実績やノウハウがなければよい条件で物件が売れない可能性があります。気になる不動産会社が得意としているのはどんな条件や物件なのかチェックしておきましょう。

まとめ

不動産を売却するのは人生でたくさん経験することではありません。大事な不動産をスムーズに売却するには、ある程度自分で不動産売却の知識をつけておくことが大切です。

相場価格はどれくらいか、どんな売却方法があるか、売却までにどれくらいの期間がかかるかなどをある程度把握しておきましょう。分からないことは不動産会社に聞いておき、不動産を売却してから後悔しないように行動しておきましょう。

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